手作業を黙々と支えているのが肩甲骨

2026年8月6日

こんにちは、からだケアの家です。

肩こりでつらい場所はどこですか?

そう聞くと、多くの方が肩甲骨の内側や、その周りを指差されます。

実は、この場所は毎日とてもよく働いています。

重い荷物を持つときだけではありません。

パソコンを使う。

スマートフォンを見る。

料理をする。

字を書く。

裁縫をする。

どれも手先を使う作業です。

「そんな細かい作業でも肩甲骨は働いているの?」

と思われるかもしれません。

実は、大きく働いています。

腕を自由に動かすためには、まず肩甲骨が体の上で安定している必要があります。

例えるなら、クレーン車の土台のようなものです。

土台がぐらつけば、先端は細かく動かせません。

だから肩甲骨の周りの筋肉は、手先を動かしている間もずっと肩甲骨を支え続けています。

もともと肩甲骨は、大きく動くためにつくられた場所です。

腕を高く上げたり、

物を投げたり、

木によじ登ったり。

人が体を大きく使っていた頃には、その動きが自然に繰り返されていました。

でも今はどうでしょう。

一日の中で肩甲骨を大きく動かす時間は、意外と少ないかもしれません。

その代わり、細かい作業を何時間も続けることが増えました。

すると肩甲骨の周りの筋肉は、「動かす」よりも「支え続ける」時間が長くなります。

筋肉は、動くことで血液が巡りやすくなります。

反対に、同じ姿勢で支え続けていると、血液の巡りも悪くなり、疲れがたまりやすくなります。

これも、肩こりの一つの理由です。

だから私は、「肩甲骨を動かす時間」を意識してつくることをおすすめしています。

大げさな運動でなくても大丈夫です。

肩をゆっくり回してみる。

両腕を大きく上げて伸びをする。

少し肩甲骨を寄せるように動かしてみる。

それだけでも、ずっと頑張り続けていた肩甲骨の周りの筋肉には、良い休憩になります。

肩甲骨は、怠けているから肩がこるのではありません。

毎日、あなたの手が思い通りに動くように、黙って支え続けてくれている。

地味だけど、頑張りすぎているんですね。